釣る楽しみ&食べる楽しみ |
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鬼カサゴ(フサカサゴ)
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御座港から約40分の漁場。
水深80m〜180m付近に生息。
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鬼カサゴの刺身
鬼カサゴのから揚げ
鬼カサゴのマリネ
鬼カサゴの天ぷら
鬼カサゴのしゃぶしゃぶ
鬼カサゴの煮付け |
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鬼カサゴの味噌汁
鬼カサゴの酒蒸し
鬼カサゴの雑炊
鬼カサゴのヒレ酒
鬼カサゴの胃袋のキムチ和え
鬼カサゴの胃袋と皮の湯引き
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智栄丸の鬼最高記録は
令和1年6月 53cm(岐阜の長井清美様)
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鬼カサゴのタックル
志摩沖の鬼カサゴ釣りに使用するタックルは
PEライン3〜4号を300m程度巻ける
中型の電動リールに
オモリ負荷300号の重さに耐えれる
ロッドを使用します。
約2mくらいの竿が良いと思います。
仕掛けは潮の速さにもよりますが、
片テンビン(大型50cm以上)に
150号のオモリを付けます。
クッションゴムはいりません。
ハリスは6号に、ムツ針18〜22号を
2〜3本付けて使用。
ハリスが太いと根係りした時に
先にPEが切れてしまう事がありますので。
また、魚を誘うために
水中ライトを使用する事もあります。
この釣りは底を探るので根がかりが多く、
仕掛け(天秤・オモリ・針等)は
多目に持って来て下さい。
そしてPEラインの点検も忘れずに!
すれていると損傷している場所から切れます。
PEラインの予備もあると安心ですね。
根がかりで竿などの破損も多々あります。
予備的にもう1本持ってると安心です。
仕掛けの参考は下の方に記載。
注意事項
トラブルが多いので、
鬼カサゴ釣りの貸し竿は行っていません。
自分の使っている道具が使用できなくなった時は、
予備的に貸し出し致します。
なお、貸し竿&リールを破損した場合、
別途料金が発生しますのでご了承下さい
その他の持ち物
ペンチ:針をはずす時の必需品
根掛かり時、解除出来る道具。
手袋も必需品。
ハサミ:大型の普通のハサミ又は、
キッチンバサミ
釣り上げた鬼カサゴの
背びれ・胸びれ・腹びれなどのとげをカット
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鬼カサゴのエサ
使用するエサは主に、
サバ・サンマ・カツオのハラモ、
アナゴや鮭の皮、イカの切身などを
それぞれ短冊切りにして使用します。
マダコの足も良いと聞きました。
また、鬼へのアピールを高めるために
タコベイトを使用する事もあります。
エサは、大き目の方がアピール出来ます。
サバの切り身だったら
長さ10〜20センチ幅3〜5センチ程度。
またエサを使用せず
ワームなどで狙う方もみえます。(仕立て時のみ)
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鬼カサゴの釣り方
この釣りは底取り(棚取り)と誘いが大事です。
底が取れたら(オモリ着底)
素早く仕掛け分を巻き上げて下さい。
ゆっくり棚を取っていると根掛かりします。
誘いは上から下。竿を持ち上げ、
棚を取った所へ降ろしてやるの繰り返し。
1度でも海底にオモリが着くようなら、
そこも素早く仕掛け分を巻き上げましょう。
そして棚を取り直す時も、10m程巻き上げてから、
底を取り直した方が効果的です。
棚を取っていた所から底を取ると根掛かりの原因。
そして、鬼は上から落ちて来るエサに反応します。
ですので、一旦上に巻き上げてから
もう1度底を取った方が良いでしょう。
置き竿より断然、誘いを掛ける方が釣果アップ!
竿を持ち上げる感じで
下記の写真の様に持ち上げながら合わしましょう。
魚がかかれば、竿先が揺れます。
誘いもこの位置から下に降ろします。
鬼カサゴは釣り上がって来る途中も
何度も顔を振り激しく抵抗します。
最後の最後まで
水面でも頭を振って抵抗しますので
仕掛けをゆるめないように
必ずタモを使って
慎重に取り組んで下さい。
PS.潮が動かない時は
フロートが着いた仕掛けが良いでしょう。
釣れた時は手返しよく仕掛けを投入。
なぜなら
釣れる所にかたまっている事が多いからです。
あるお客様は、
予備の仕掛けにエサも付けた状態で
横に予備的に置いておき、
仕掛け回収したらすぐ
予備に置いてある仕掛けに変更し
すぐ投入出来るよう備えている方もみえます。
これも釣果を伸ばす作戦の一つですね。
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毒がある鋭い棘をカット
鬼カサゴの背鰭、尻鰭と鰓ぶたに
毒があるとされる鋭い棘があります。
刺されると大変危険です。
キッチンバサミや、ペンチなどを使用し、
鋭い棘の部分をカットしましょう。
万が一刺されたら、すぐ血を絞り出して下さい。
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釣り人だけが楽しめる最高の食材
鬼カサゴは市場にあまり出回らない
貴重な高級魚です。
釣った人だけが、
この美味しさを知っています。
ウロコ・エラ・腹ワタを取り除き、
3枚におろし
濡れタオル、濡れ新聞などをかぶせて
冷蔵庫で1日保存。
その日に食べると、
身がプリプリすぎて味が出ません。
肝や胃袋も美味しいので
捨てずに置いておこう。
1番食べてみて欲しい料理は、
やっぱりお刺身ですね。
薄く切って食べると、
すごく上品な甘みと食感があります。
もう一つ、肝や胃袋料理です。
令和5年1月13日
フィッシングマスターのロケで出船。
釣り人は
田渕雅生様:宮澤幸則様:水谷知恵様!
鬼が釣れたら竿受けに放置せず、
取組は手持ち竿で!
必ずタモを使用して下さい。
せっかく釣れたのに、
よく海面で落とす光景をみます。
(もったいない)
刺身にして残ったアラと皮で味噌汁か
アラ煮を作ってみて下さい。
頭はまっぷたつに切って、
背骨なども適当な大きさに切ります。
鍋にお湯を沸かし、沸騰したらアラを入れて
箸で転がしながら
全体が白くなったらザルでお湯を切り、
流水で流します。
この作業によって、臭みがとれます。
お吸い物などの時も、
この手順によって濁らなくなりますよ。
そして鍋にアラを入れて、
水から火にかけます。
ほっぺの部分の肉がシコシコして美味しいですよ。
皮もゼラチン質でプルプルです。
また鬼カサゴや野菜がたくさんある時は
味噌汁じゃなくて具を一杯入れて、
お鍋にしてもいいですね。
ポン酢にあうので鍋は
味噌仕立てじゃなくてもかまいません。
シャブシャブも美味しいですよ。
お刺身よりも厚めに切って下さいね。
ウロコを取って皮を付けたままでシャブシャブ。
アラまたは昆布の出汁にシャブシャブして
大根おろしたっぷりのポン酢。
お好みで、柚子胡椒も入れるといいかもね。
我が家では、
胃袋のキムチ和えはお酒のつまみに最高。
表面の薄皮を剥いで、
さっと湯通しして冷水で締めます。
そして水を切り、
キムチと和えれば完成です。
胃袋をキムチに和えなくても、
そのまま湯引きしたままで
ポン酢に肝をといて、
キザミねぎを入れて食べるのも最高。
〆は雑炊で。
コラーゲがたっぷりで、
お肌ツリツルになること間違いなし!
しかも、鬼カサゴの良い出汁が出ます。
とらふぐの雑炊に負ない美味しさですよ。
鬼カサゴは成長が遅いとされる魚です。
智栄丸では20cm以下は
リリースのご協力をお願いしています。
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